1月25日は法然上人の祥月命日(御忌日)に当たります。今回は数年振りの大寒波がやってきて、最近滅多に積もらなかった雪がめずらしく境内を白くしてくれました。
早朝、青空が雪模様をより一層輝かしておりましたので写真を撮りました。
昼前には地面の雪は解けてしまいましたが、薄暗くなって再び雪が舞いました。ご本山で行われる法然上人御忌法要に読み上げられる御諷誦の一節に…
簷梅 雪を帯びて自ずから色香の清供に備へ
嶺松 風を吐いて暗に鐘磬の逸韻に和す
とあります。
新暦となった明治時代以降は参詣者を考慮し、暖かい春の4月に御忌を行うようになりましたが、
まさに今回は極寒の正月25日、この諷誦が沁み入るなかでの正午のお勤めをさせていただきました。
建暦2年(西暦1212年)1月25日御往生