四月八日はお釈迦さまの誕生日（灌仏会）

新型コロナウイルス感染症　物故者諸精霊　追善菩提

早期終息祈願　病即消滅　四大軽安　如来大慈悲　哀愍護念

南無阿弥陀佛

　今から八百数十年前、法然上人在世の折にも、

大地震・自然災害が起こり、疫病が蔓延し、

さらには国中を巻き込む戦乱にも包まれた世の中でした。

そのなかで法然上人はお念仏の教えにたどり着かれ、

市中で説かれたお念仏の教えは、多くの人々に寄り添い、

力強く生きる心の支えとなりました。

　その後、鎌倉時代にも同じく天災疫病人災に見舞われた際にも、

都では利剣の南無阿弥陀佛の名号を掲げてお念仏を支えとし、

誠実に心を尽くし、立ち向かっていかれました。

　これまでの長い歴史、その度々に起こるいくつもの困難がおとずれても、

その時代の人々は乗り越えてこられました。

　皆さまの安穏と世界の安寧を切にお祈りいたします。

合　掌

大阪府茨木市の北部、安威（あい）という自然豊かで、のどかなところにあります浄土宗のお寺、「大念寺（だいねんじ）」は市内でも有数の歴史を誇り、法然上人のみ教えをかかげる「南無阿弥陀佛」のお念仏のお寺です。

伝承によれば７世紀のころの飛鳥時代、藤原氏の祖、中臣（藤原）鎌足公（なかとみ・ふじわらのかまたりこう）が自身の別荘地に日本ではじめて阿弥陀仏を説く『無量寿経』を講説した学問僧、恵隠法師（えおんほっし）を迎えて建てられたお寺がはじまりです。

境内は仏教伝来以前の古墳時代より、数世代にわたり築造された先人達の古墳に囲まれた立地で、数多の伝説を残す千年以上前から人々にお参り、お祀りされてきた聖地・パワースポットでもあります。

◎当山では日々、各種仏事をお勤めさせていただいており、檀信徒の方々のみならず、はじめての方でもお参り・ご回向・お念仏にご縁を結んでいただけます。