社会の平和と人々の幸福を祈って、
お正月に「修正会」の法会(ほうえ)を修します。
ここで大切なことは、前年の感謝と反省とともに、
私たちが無事新年を迎えられたことを仏さまに感謝し、
新たなこの一年をすこやかに過ごせるようにという願いのもと、
法要を行います。
正月は"正す月"と書くように、平素の暮しを振り返り、まちがいを正し、過ちを反省して自らの修養を行う大きな機会であります。
このような意味から「修正会」と呼ばれます。
●元旦の早朝より…
本堂を清める道場洒水(しゃすい)を修し、
ご本尊をはじめ、おまつりしている諸々の仏さまや
当山の境内を守護する三宝大荒神等の護法善神に、
読経・お念仏が捧げられることから始まります。
さらに、全お檀家さまのご先祖へのご回向と
各家のご家族の安寧を願う法要を、心を込めて行っております。