※おしらせ※

鐘楼は平成30年9月4日の台風21号の猛烈な暴風により、全壊いたしました。現在、がれきの撤去は完了いたしましたが、復旧の見通しは立っておりません。

◇毎年1231日◇

大念寺山門左の鐘つき堂にて。

撞き始めは23時30分以降(の予定)です。この時間帯にお越しください。

順次、先着順に撞いていただきます。108つ以降は列が途切れるまでとします。(大体年明け1時前まで)

防寒対策をお忘れなく!

 

「煩悩を除き、新年を迎える」素晴らしい行事であります。清浄な心身で、新年をお迎えください。

◇除夜の鐘の様子

大阪茨木大念寺大晦日
平成24年大晦日の様子

除夜の鐘のあいだは本堂正面扉を開けており、鐘をつきに来た皆さまにお参りいだだいています。

108つ以降も列が途切れるまでついてもらっています。


◇除夜(じょや)とは

「旧年を除く夜」という意味で、1231日の大晦日(おおみそか) の夜をいいます。

 

除夜の鐘(かね) は108つきます。

この108の撞き方については、諸説ありますが、当山では

◇大晦日から新年にかけて年をまたいで108を打つ方法です。

 

除夜の鐘をつき、その音を聞くことによって、この1年のうちに作った罪を懺悔(悔い改め)する意味があります。罪を作る心を懺悔し、煩悩を除き、清らかな心になって新しい年を迎えるのです。


◇除夜の鐘108つの理由

人には108の煩悩があるといわれています。煩悩とは、愛着や執着のことで、自分にとって離しがたい、捨てがたい感情・感覚のことです。それではなぜ煩悩は108つなのでしょう。次のような108の数え方があります。

 

六根:ろっこん(眼・耳・鼻・舌・身・意)の人間の体全体の働きを表す6種×好・悪・平(良い・悪い・どちらでもない)の3種=18

 

六塵:ろくじん(色・声・香・味・触・法)の人の身に入って本来清らかである心を汚す6種×苦・楽・捨(苦しい・楽しい・どちらでもない)の3種=18

 

以上の18+1836種類の煩悩があり、

 

これらの煩悩がそれぞれ三世(過去・現在・未来)にわたって存在することから、

3をかけると36×3108の煩悩となります。