十夜法要(秋の念仏会)

本年はマスク着用の上、皆様と日常勤行を基本としたおつとめと別時念仏、恭敬礼拝のお念仏をいたしました。

「お十夜」の由来

仏説 無量寿経には…

「この世において、十日十夜の間、お念仏の善行を積むことは、お浄土で千年間善行をすることよりも尊い」と説かれます。

つまり、誘惑の多いこの世で十日間も絶え間なくお念仏をすることは、仏道修行に適した極楽で千年善を積むよりも、しがたく大変尊いということです。

 その教えを実践し、秋のよい時候に新穀を供え、十日十夜にわたり、不断の念仏を修して阿弥陀さまのお慈悲に感謝するのがお十夜のはじまりです。当山ではこれを一日に凝縮して皆さんとお念仏をおとなえする法要をおこないました。