お隣の阿爲神社では毎年春の例祭(現在は5月4日)が行われ、朝からお神輿が氏子の地区を回りながら隣村の御旅所まで行幸されます。そして夕方に再び神社に帰って来る(宮入り)の前に必ず大念寺の石段をお神輿が登って山門前まで神さまが直接仏さまにご挨拶をされる神事が行われます。古くから大念寺への挨拶無しでは神輿は帰れないといわれています。
阿爲神社と大念寺との深い関係を示すものであり、迫力のあるさまを一目見ようとで多くの人々が見学に来られます。
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四組から組織される担ぎ手により、お神輿はその年の「担き番」の組によって指揮が執られます
太鼓の音が鳴り響く中、勢いよく石段を登っていきます
お神輿が最高点に上がったとき、「担ぎ番」の号令により神輿を頭上に持上げ(差し)、神様がご本尊阿弥陀如来へのご挨拶をし、大念寺は鐘を鳴らし、仏さまがご挨拶に応えたことを伝えます(返礼の鐘)
挨拶を終え、担ぎ手は向きを変えて石段を降りていきます。
方向転換し神社の鳥居をくぐり、宮入りします。
※雨天時など安全確保に支障がでる場合は、石段を登る神事が取りやめになる場合があります。