さいふくじ
寿量山西福寺(じゅりょうざん、さいふくじ)という名前が資料にみられます。天保十四年の明細帳には深津弥左衛門の支配所(年貢地)とあります。現在の安威西所にあったお寺で、天正18年に専誉流念上人が大念寺と共に復興再建しました。その後、明治6年に大念寺に合併し廃寺となりました。
本尊は阿弥陀如来坐像で、昭和期、大念寺21世仁誉孝勝上人のときに戦災で被害を受けた兵庫県西宮市の西安寺の新たな本尊として移られました。西安寺には本尊坐像の他にも、西福寺の阿弥陀如来立像・両大師像などもあわせてお移りしました。